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大地の息づかい

高度経済成長期は都市郊外の各地で大地が切り開かれ、もとは森や林だった場所が大量の住宅で埋め尽 くされました。同時に地面は住居とアスファルトによって 蓋をされ、人と大地の交わりも経たれていまいました。そこでは住宅が高密度に立ち並び、効率性を求めた敷地主義によって大地は直線的に造成され、人は生活の中で大地の起伏や、そこを吹く風の匂い、動植物の気配を感じることはできなくなっています。

そこで住宅需要の減少にあわせて、家の解体と減築を行い、地上階を自然に開放することを提案します。この提案では隠れていた大地が再び姿を現し、風や水の流れは自由になり、造成された地面が少しずつ自然の「地形」を取り戻す、未来の郊外住宅地の姿を描きました。

Data

建築用途

​アイデアコンペティション

計画時期

2015年

受賞

第11回 ダイワハウスコンペティション 

最優秀賞

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